第4回目の勉強会は、「りんごのマカロン」でおなじみ

東京・国立の焼き菓子工房「ポムム」の佐藤夫妻がゲストです。

今回は初のワークショップ形式!

スタッフが「りんごのマカロンづくり」に挑戦しましたよ~!

 

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<柔らかな雰囲気の佐藤夫妻>

 

多い月にはニッコリーナだけで2000個ほど販売する「りんごのマカロン」。

オープンの年から6年間売れ続けている看板商品です。

でも、意外に知らないことも多かった!

 

まず、よくお客様からも聞かれる

「え、これマカロンなの?」

という疑問。

確かに「マカロン」と聞いて思い浮かべるカラフルなお菓子とはちょっと違います。

 

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<思い浮かぶのはこちらですよね>

 

実は、マカロンには様々な種類があり、日本でおなじみのカラフルなマカロンは「マカロン・パリジャン」。

「りんごのマカロン」のモデルになったのは「マカロン・ダミアン」というお菓子です。

 マカロンは卵白、砂糖、アーモンドプードルでつくったお菓子で、

その形は地方によって様々なのだとか。

「マカロン・ダミアン」は「アミアン」というフランス北部のまちの地方菓子。

(すみません、画像はないので検索してみてください!)

 

そしてもう一つ。

皆さん、「りんごのマカロン」のあの形はどうやってつくっていると思いますか?

手で一つずつ丸めていると思っている方が多いのではないでしょうか。

 

なんと、絞り出しているのです!

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<増野副店長もびっくり>

 

丸めた方が誰でも出来るし、形が均一になりやすいのですが

べったりとした食感になってしまうそうです。

焼きあがりの形と、独特のコシのある食感を出すためにたどり着いた手法です。

(本来のマカロン・ダミアンは棒状にした生地をカットしてつくります)

 

さて、ここからはスタッフの悪戦苦闘ぶりをご覧ください。

一晩寝かせた生地をお持ちいただき、りんごの形に絞るところからスタート。

生地には青森県産りんごのコンフィチュールが練りこんであります。

 

 

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<結構力が要ります 真ん中を少し膨らませるのですが・・・>

 

 

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<草野くんが意外な?才能を発揮。めきめき上達しました>

 

 

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<お箸でくぼみをつけて>

 

 

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<ヘタの形に刻んだピスタチオナッツを・・・>

 

 

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<ピンセットで一つ一つ刺していきます うー目がシパシパする!>

 

 

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<じゃーん 落下してしまったりんごのようですが・・・>

 

 

半日ほど置いてからオーブンで焼き上げます。

事務所がしあわせな香りに包まれました。

 

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<焼けたー!>

 

 

焼き立ては外側がサクサクで、販売しているものとはまた違ったおいしさ!

 

 

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<なんとかケースにも収まりました>

 

思っていた以上に手間暇のかかる作業で、ひとつぶの有難みをひしひしと感じました。

工房は4人で作業しており、1日でつくれる数は最大で2000つぶ(150セットほど)だそうです。

 

 

作業の大変さを知って、

「気軽に『30個追加してください』とか言えないな・・・」

と思っていた私たちですが、

「いやいや、沢山注文ください!」

と佐藤さんに言っていただいたので、これからも沢山売らせて頂きます!

 

佐藤さん、ありがとうございました。