みんなで そだてる いいものみんなでそだてるいいもの
「そだてるいいもの」推薦ポイント。この商品を買うことで・・・

●気仙沼の漁師さんたちが安定した収入を得ることができるようになります。
●地域に残る伝統的な漁法や慣わしを守ることにつながります。
●日本の漁業を保護、育成することにつながります。



がんばれ「さんま寿司(卯の花)」
雪つつみのさんま寿司
■古くからある郷土料理がベースに

私どもの会社は昭和の初めから気仙沼で「廻船問屋」という仕事を生業としてきました。昭和の初めといえば、沿岸での漁業から少しずつ船が大きくなり、沖へ沖へと出始めたころです。船を大きくした船主さんたちは日本の各浜から資源の豊かな三陸の漁場へと船を出すようになり、その遠来の船主さんの船のお世話をするのが、私どもの仕事でした。
そのころは本当に魚が獲れて、獲れて、湾の中まで魚であふれていたそうです。年輩の船頭さんに聞くと、ライト(さんま漁のときに使用する集魚灯)を点けると海からさんまが一斉に飛び上がり、さんまの壁が目の前にごおっと現れるといわれたほどです。
また、気仙沼には古くから高い技術を持った乗組員が育ち、技術を継承していました。豊かな漁場と天然の良港、そして高い漁労技術を持った乗組員、この相乗効果で気仙沼は漁港として発展してきました。気仙沼に水揚げされる魚は、鮪、かつお、さんまをはじめいろいろありますが、特にさんまは気仙沼での水揚げ扱い高が一位ということもあり、愛着のとても深い魚です。しかし、現在漁業を取り巻く環境は、資源の不足、公海での漁獲高の制限、原油高、乗組員の高齢化、輸入品との競争による魚価安、どれをとっても厳しさを増すばかりです。
しかし、気仙沼に水揚げされる魚はどれも漁船員の皆さんが家族と何日も離れ、沖に出て命をかけて獲ってくることに変わりはなく、私たちはこの大事な魚(さんま)をできるだけ鮮度も栄養も損なうことなく調理し、広く皆様に召し上がっていただきたい、と考えました。そうして出来上がったのが、「雪つつみのさんま」という商品です。これはもともと「さんまの卯の花漬け」という、郷土料理だったものがベースになっています。おばあちゃん世代までは家で作ったことがある、という方がずいぶんいらっしゃいます。



■俺らのとったさんまが寿司になった!

「雪つつみのさんま」を店頭や展示会でPRするために、お寿司にして(冷凍のシャリ玉に雪つつみのさんまをのせただけ)試食をしてもらうと、「雪つつみのさんま」だけのときより何倍も反応がよく、これは「雪つつみのさんま寿司」という商品にしてしまったほうが喜んでいただけるのではないか、ということで出来上がったのが現在の商品です。
この商品ができていちばん喜んでくれたのは、斉吉の廻船の船頭さんたちでした。「あのタッパーに入っていた斉吉の奥さんの卯の花漬けが寿司になった」、「俺らのとったさんまだ。和枝ちゃん、俺が最高にいい場所(漁場)で最高にいいやつを獲ってきてやるから、それつかえ!」、「さんまって本当にすごくうんめえ魚だよな。俺がみなとまつりのとき売ってやるか」などなどたくさんの励ましをいただきました。
斉吉の奥さんの卯の花漬けというのは、私の母のことです。母の実家は戦前佃煮等を作る加工屋でした。空襲で加工場や家が焼けたため、戦後酒屋と風呂屋になりましたが、母の母(私の母方の祖母)は料理がとても上手でした。その祖母の影響で母は卯の花漬けが大の得意で船頭さんたちに差し上げては喜ばれていました。「雪つつみのさんま寿司」は祖母や母の卯の花漬けがベースになって出来上がっているのです。


■キロ20円は当たり前、キロ5円ということも

北海道のさんまより本州に下りてきたさんまのほうが酢締めに向くといわれていますが、
「雪つつみのさんま寿司」には、通常酢締めに向くさんまよりも少し脂の多いものを使用しています。おからと野菜がさんまの脂を適度に吸ってくれて、しっとりやわらかく仕上がるからです。工場のみんなは、本当に愛情を持って作ってくれています、自分たちで作った商品がおいしいし安全なので、いつも自分たちで買って、お友達に差し上げたりして、広めてくれています。
しかし、さんま漁業を取り巻く環境の厳しさはいうまでもありません。船主さんのなかには、景気が良かった頃の生活水準をあまり下げず(本人は下げていると思っているかもしれませんが、ほとんど下がっていません)ただ政治や社会環境のせいにばかりしている方もいらっしゃいますが、私が尊敬する40歳代の船主さんがいらっしゃいます。そもそもこの世代の船主さんということじたいがまれです。漁業の先行きを考えて跡継ぎをさせない方が多いからです。
その方はお父様が経営をなさったころはずっと自ら船に乗り組んでいましたが、ご自分の代になってから新船を建造しました。その新船は、最近設備投資する勇気もお金もなく弱った業界にあって輝く星ですし、その船主さんの一家は毎日漁のことを心配し、漁に出る乗組員の家族のお世話もしています。小学生の子どもは毎日さんまを食べるというほど、さんまを拝んで暮らしています。ところが本当に残念なことに、船をいっぱいにして帰ることはできません。魚価の安定のため、制限トン数があるからです。大きい船も小さい船も一律に制限トン数が決まります。経営はますます苦しくなるばかりですが、決まった量のさんましかとることができないのです。
加えて魚価の低さは驚くほどのものがあります。昨年は9月にはいるとすぐにキロ20円代になりました、1キロのさんまは普通のサイズで4?5尾です。キロ5円というときもありました。食料の自給率を高めたいという割にはどんどん入ってくる韓国等のさんまの流入の影響もありますが、なんとしても買い叩く、量販店のバイヤーの影響も大きいと思います。今年は廃業するさんま船が10隻以上といわれています。経営ができなくなっているのです。でもこの船主さんは、自分のところはなんとしても残って続けるとおっしゃいます。


■海が育てたこの味を自慢したい

輸入品が入ってくるからといって、この太平洋を泳いでいる新鮮な魚を必要量獲る漁業を日本人はなくしてはならないと思います。そしてこの資源をむだにしないよう、大事に消費させていただかなくてはならないと強く思います。
最後に乗組員の家族のことにも触れます。気仙沼の漁船乗組員の奥さんはすばらしいです。夫は沖で45日から長い航海だと約1年帰ってきません、その中でお舅さんお姑さんと暮らし、家に田畑がある場合が多いので、その田畑の仕事をし、子どもを育てます。ご主人はほとんど沖にいますから、子どもの進学、結婚、そういう家族のだいじな節目のときも、ご主人からは大まかな指示をもらうだけで、何でも自分でこなさなくてはなりません。家を建てるときも奥さんが采配をふるいます。命がけの漁の安全を祈願して、乗組員の家族が船ごとにまとまって1日と15日は神社にお参りもしていました。ところが船が少なくなるにつれ、また乗組員も少なくなるにつれ、そういう慣わしも途切れ途切れです。
私はこの海が育てた味を自慢したく、誇りに思うのです。「雪つつみのさんま寿司」になるさんまは、その製品に一番適した時期と漁場を選び、洋上で船内凍結をしてもらいます。そのピュアな最高の鮮度のさんまを原料に使わせていただく。だから美味しいのだと、心から感謝しています。
「雪つつみのさんま寿司」のつくり手
(株)斉吉商店 斉藤和枝
さんま寿司誕生物語り
モニターさんコメント◆奈良県奈良市 30代
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モニターさんコメント◆大阪府摂津市 20代
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モニターさんコメント◆東京都世田谷区 30代
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